チョーキング現象って聞いたことありますか?これは外壁からのSOSなんです!

チョーキング現象


チョーキングとは、塗装表面が紫外線・熱・雨・風等によって劣化し、塗料の色成分の顔料がチョークのような粉状になって現れる現象や状態をいいます。

外壁は塗装したばかりの時は、防水機能などの対候性を持っていますが、太陽光などに長時間さらされることなどにより、塗膜の表面が荒れていきます。
そして、塗料の顔料が表面に浮き、雨などで流されることにより変退色が発生します。
この、塗料の顔料が表面に浮き出たものがチョーキング現象です。

通常は塗装から5~10年ほどで塗料の中の合成樹脂が徐々に分解され、粉状になった顔料が白い粉となって表面に浮き出てきます。
劣化の主な原因は紫外線を浴び続けたことによるものですが、それ以外にも積雪や塩害、排気ガスなど、周辺の気候や環境にも影響を受けます。

手に白い粉が付いてくる!見ているだけでは分かりにくい、触れて分かる壁の劣化

塗装が必要になった壁

ご自宅の壁に触れて、手に白い粉が付いてきたら、チョーキング現象が起きているという状態です。
ぱっと見は綺麗に見えても、触れるとザラッとした感触で粉が付いて来ます。

防水の効いた壁は、ツルン、ピカンとしていて、手に粉っぽいものは付いて来ません(砂埃などは付いて来るかも・・・しれません)
この状態が理想です。

以前、塗装はお肌を守るファンデーションのようなものという記事を書かせていただきましたが、チョーキング現象が起きているということは、まさにお肌が無防備な状態になってしまっているということです。

放っておくと、どんどん外壁が傷んできます。
見つけたときがお手入れのタイミングです。

外壁の向きにより、陽が良く当たる場所とそうでない場所では、傷み具合も変わってきます。
チョーキング現象が起きていなくても、日陰になりがちな壁にはカビやコケが生えたりするものです。
お家の点検をされる場合は、ぐるっと一周、見ていただくといいと思います。
良く分からないな・・・というときは、お気軽にご相談ください。
経験豊富なスタッフが、点検・アドバイスさせていただきます。

ちなみに・・・
ギターの奏法にもチョーキングと呼ばれるものがあります。
エレキギターなどで「ギュイーン」と音を変化させる奏法です。
私的には学生の頃から軽音をやっていたので、建築関係の仕事に就いたとき「チョーキング」と聞いて若干混乱しました。

チョーキングの神様と呼ばれたギタリストの神演奏が思い浮かんでしまって・・・???

先輩に白くなった手のひらを見せられた時、「ふぉー!!!これがチョーキング!」
百聞は一見に如かず・・・
納得でした。

外壁のチョーキングは傷んでしまった壁からのSOSです。
出来るだけ早く、塗装されることをお勧めいたします。
定期的にお手入れすることで、お家の健康寿命に差が付きます。

人の健康診断と同じですね。
外壁・屋根の無料診断をお受けしています。

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