9月1日から5日は防災週間です。ハザードマップ確認など出来ることを積極的に
9月1日は防災の日とメディアなどでも取り上げていたのでご存じの方も多いと思います。
その日から5日間は防災週間となっています。
私の生まれた田舎の町では、町民こぞって防災訓練をしていました。
その町を離れてもう20年以上なので、今でも続いているか定かではないのですが、消防隊員(有事の時だけ消防隊員として活躍する、地域住民の組織が有りました)が、被害が無いかの見回りや救助活動の訓練をしたり、町職員の方が「炊き出し」の訓練でおにぎりを作ったり、住民は「集会所」と呼ばれる自治会の建物へ、訓練用の「災害発生を知らせるサイレン」を合図に避難訓練をしていました。
しかも夜7時くらいに!
かなりの人が参加し、実施されていた防災訓練。
今思えば、何という結束力!
人口5000人余りの小さな町だからこそかもしれませんが、赤ちゃんからお年寄りまで、みんなで行っていたので、みんなの防災意識は高い方だったと思います。
そもそもなぜ9月1日が防災の日なのでしょうか?
さかのぼる事、大正12年。
9月1日に関東大震災が発生し、その日の教訓を忘れないためと、台風が多く襲来するため、その心構えと備えの確認のために1960年に制定されたそうです。
防災への心構えや備えを見直し、命を守り、被害を最小限にするためにできること
人は忘れる生き物で、忘れるから生きて行ける・・・とも言われますが、やはり命を守るため、被害を少しでも軽くするために「心構え」や「備え」はとても大切です。
まだまだ記憶に新しい阪神淡路大震災や東日本大震災ですら、時と共に少しずつ記憶の中から薄らいでいってしまいます。
被災当事者でないと特に・・・
本当にそれではいけないのですけど・・・
毎年、9月1日にその時のことを思い、考え、行動することで過去の経験が生きてくると思います。
そのための防災の日、防災週間なのでしょう。
ハザードマップの確認や避難所の確認など、今できることを面倒がらずにやりたいな・・・と思います。
ホームセンターなどでは、1年を通して防災に役立つ品々が販売されています。
長期保存できる飲料水や食品から、避難所での生活に役立つグッズまで、その種類の多さに驚かされます。
食品に至っては、長期保存と思えないようなラインナップです。
普通に美味しそうです。
防災週間には、そんな備蓄品のチェックも忘れずに行いたいです。
避難用持ち出し袋の中に賞味期限切れになっている物がないか確認する日と決めて、期限が迫っている物は、「味見」と称して食す。
そして、また新しいものを入れておく。
「災害は忘れた頃にやってくる」という戒めの言葉をかみしめる5日間です。