新年を新しい畳と共に。気が早いようですがもう秋です!ご検討中の方はお早めに
畳の香りと色は、DNAに強く語りかけてくるように私は思います。
畳でゴロゴロ寝そべると、なんだか幸せな気持ちに・・・
そんな思いになるのは、私だけではないと思うのですが・・・
皆さんはいかがでしょうか?
そんな畳の交換時期は?
表面が変色したり、ささくれて来たときが一つの目安です。
新しい年。
家族や親しい友人などと団欒を楽しむ時、座ったズボンに畳のささくれが付いてきたりするのはちょっと残念です。
もしもご自宅の畳の表面を見て、艶が無く、滑らかさも失われていてチクチクする(ささくれている)ようでしたら交換のサインのひとつです。
心機一転、気分爽快。
なんとなくお家の畳が疲れてきたかな・・・と感じたら、ひとつのタイミングとして、新年を新しい畳で迎えるのはいかがでしょうか?
畳の交換はどうすればいい?新しいものを敷き詰める方法しかないのでしょうか?
畳は「畳表」「畳縁」と「畳床」で出来ています。
傷んできたからと言って、全てを破棄して新しいものを敷き詰める必要はありません。
部分的に交換ができます。
そして、メンテナンスをしっかりすれば、畳床は数十年も使用できると言われているので、とてもエコなんです。
まずは畳表について。
畳表はイ草で織られているゴザの部分です。
新しい畳表は緑鮮やかでイ草のいい香りがしますが、使用しているうちに汚れが付着したり陽に焼けたりして褐色になってきます。
そうなったら、畳表を外して裏返します。
これが「裏返し」です。
なんと!畳表はリバーシブルなのです!
丸ごと交換よりずっとリーズナブルにメンテナンスができます。
そして裏返しをした後、更に時が経過し傷んできたら、畳表と畳縁だけを交換することができます。
これが「表替え」です。
畳床が歩いたときにフワフワしたり、へこんだ部分が有る時は畳床も寿命を迎えているので丸ごと「新畳」に交換ですが、こういった状態でなければ畳表や畳縁の交換する「表替え」をするだけで済みます。
裏返しよりは少しお値段も高くなりますが、丸ごと交換よりもずっとリーズナブルです。
イ草の効果とは?秘めた力がいっぱい!天然素材でできている「畳」はいいことだらけ
イ草は、単子葉植物イグサ科の植物です。
和名を「イ」といいます。一文字という短い和名ということでも知られている植物です。
そのイ草はすごい力を持っています。
イ草の芯部分はスポンジ状になっていて、湿気が多いと吸って蓄え、乾燥すると吐き出す調湿作用がそのひとつです。
また、その芯部分が空気中の有害物質を取り込み、空気をきれいにすることも分かっています。ホルムアルデヒドや二酸化炭素などを吸着し空気清浄機のような役割を果たします。
そして、イ草の香りにはリラックス効果があります。
最初に記したように、なんだか幸せな気持ち・・・というのはこの効果のおかげでではないかと思います。
優れた機能を持つ「イ草」
しかしお手入れを怠ると、カビやダニが発生し健康を害するものになってしまいます。
優れた機能を十分発揮させるには、定期的なメンテナンスと日々のお手入れが大切です。
ダイニングテーブルに椅子での食事。
くつろぐ時はソファーで・・・と、フローリングでの生活様式になってきてはいますが、一間だけは畳のお部屋にしたいという方や、フローリングに置き畳でくつろぎスペースを作りたいという方も結構いらっしゃいます。
奈良時代にはもう畳のようなものがあったと言われています。
日本古来の伝統ある畳。
替え時かな・・・?
と、迷われたときは、是非お気軽にご相談ください。