【上尾市|T様邸】外壁塗装・屋根カバー工法|崩れる「パミール」屋根をニチハ「横暖ルーフS」で解消!築23年がスタイリッシュに再生

埼玉県上尾市にお住まいのT様より、外壁塗装および屋根リフォームのご依頼を承りました。

築23年が経過し、特に屋根材の劣化が深刻な状態でした。調査の結果、既存の屋根材が塗装不可の「パミール」であることが判明。

そのため、今回は外壁の無機塗料塗装と、屋根のスーパーガルテクト(カバー工法)を組み合わせ、新築時以上の耐久性と美観を実現するリフォームを行いました。

本記事では、塗装してはいけない屋根「パミール」の恐怖、今回採用した高耐久建材のスペック、そして劇的に変化したビフォーアフターを、施工写真を交えて徹底解説します。上尾市で築20年前後の戸建てにお住まいの方は、ぜひ我が家のこととしてご覧ください。

施工概要

項目内容
施工場所埼玉県上尾市
施主様T様
築年数23年
工事内容外壁塗装工事・屋根カバー工法(重ね葺き)・付帯部塗装・シーリング工事
外壁塗料ロックペイント「ロックハイパーリアクターコート無機」(高耐久・低汚染)
屋根材ニチハ「横暖ルーフS」
既存屋根ニチハ「パミール」(層状剥離あり)
工期約3週間

【現地調査】なぜこの屋根は「塗装してはいけない」のか?

1. 悪夢の屋根材「パミール」の正体

今回、T様邸の屋根調査で判明したのは、既存屋根材がニチハ製の「パミール」であるという事実です。

▲施工前の屋根。先端がボロボロになり、層状に剥がれているのが分かります。

写真をご覧ください。屋根材の先端がめくれ上がり、まるでパイ生地(ミルフィーユ)のように層が剥がれています。これは「層状剥離(そうじょうはくり)」と呼ばれるパミール特有の劣化現象です。

2. 塗装不可の判定

この状態の屋根に塗装をするとどうなるでしょうか?

答えは、「塗った塗膜ごと屋根材が剥がれ落ちる」です。

どれだけ高級な塗料を使っても、基材そのものが崩れてしまっては意味がありません。高圧洗浄をかければ水圧で屋根材が飛び散り、さらに雨漏りの原因を作るだけです。

T様邸の屋根は、塗装によるメンテナンスができる限界を超えており、「屋根カバー工法(上葺き)」が唯一かつ最善の選択肢でした。

3. 外壁の劣化状況

一方、外壁(サイディング)も築23年相応の劣化が見られました。

  • チョーキング現象:手で触ると白い粉がつく(防水切れのサイン)
  • 色褪せ・ムラ:紫外線の影響で既存のオレンジ・クリーム色がまだらになっている
  • シーリングの硬化:目地のゴムが硬くなり、隙間が生じている

これらを放置すれば、外壁材自体が水を吸い、反りや割れを引き起こす寸前の状態でした。

▲施工前の外観。全体的に色がくすみ、暖色系のツートンカラーがぼやけた印象になっていました。

今回採用した「最強の建材」たち

T様のご要望は「今後長く安心して住める家」、そして「美観の刷新」です。そこで、SKリファインが自信を持って提案したのが以下の仕様です。

【屋根材】ニチハ「横暖ルーフS」(ガルバリウム鋼板)

パミールの問題を根本解決するために選んだのは、ニチハの「横暖ルーフS」です。

  • 超軽量:重量は瓦の約1/10、スレートの約1/3。屋根を重ねても建物への負担が最小限で済み、耐震性を損ないません。
  • 断熱材一体型:遮熱鋼板と断熱材が一体化しており、夏場の2階の暑さを劇的に軽減します。
  • 高耐久ガルバリウム:サビに強く、メンテナンスサイクルが長いため、将来的なコストパフォーマンスが抜群です。

【外壁塗料】ロックペイント「ロックハイパーリアクターコート無機」

外壁には、塗料メーカーの老舗・ロックペイントの最上位グレード「ロックハイパーリアクターコート無機」を採用しました。

  • 無機成分の強さ:ガラスのような無機成分を配合することで、紫外線による分解を防ぎます。
  • 超低汚染性:親水性(水となじむ性質)が高く、雨が降ると汚れを洗い流してくれる「セルフクリーニング機能」を持っています。
  • 強靭な塗膜:従来のフッ素塗料を超える耐候性を持ち、期待耐用年数は20年以上とも言われます。

施工ドキュメント|安心・安全な工事の流れ

① 足場架設・飛散防止シート

近隣の方々への配慮として、塗料や洗浄水が飛ばないよう隙間なくメッシュシートを張ります。T様邸のような住宅密集地では特に気を使う工程です。

② 高圧洗浄(外壁・屋根)

外壁は150キロ圧のトルネード洗浄で、長年の汚れと旧塗膜の粉(チョーキング)を根こそぎ洗い流します。

屋根に関しては、パミールが脆弱なため、水圧を慎重に調整しながら、苔や汚れを除去。カバー工法の下地として問題ないレベルまで清掃します。

③ 屋根カバー工法(パミール対策の要)

ここが今回の工事のハイライトです。

  1. ルーフィング(防水シート)施工:既存のパミール屋根の上に、新しい防水シート(改質アスファルトルーフィング)を敷き込みます。これで雨漏りのリスクは完全に遮断されます。
  2. 本体施工:ニチハ「横暖ルーフS」を下から順に張り上げていきます。ビスでしっかりと野地板(屋根の下地)に固定するため、強風でも飛散する心配がありません。
  3. 棟板金取り付け:屋根の頂点部分(棟)に同質の板金を取り付けます。内部には腐食しない樹脂製の貫板(ぬきいた)を使用し、台風対策も万全に行いました。

④ 外壁塗装(手塗りで3回)

サイディングの凹凸(テクスチャ)を潰さないよう、適切な毛丈のローラーを選定し、丁寧に塗り重ねます。

  • 下塗り:サイディング専用のシーラーを使用し、素地と上塗り材の密着力を高めます。
  • 中塗り・上塗り:ロックハイパーリアクターコート無機を2回塗布。塗料メーカーが定める「基準塗布量」を厳守し、厚みのある強靭な塗膜を形成します。

特に今回の外壁は、凹凸のある意匠性の高いサイディングでしたので、塗り残しがないよう多方向から確認しながら作業を進めました。

劇的ビフォーアフター|完成後の様子

工事完了後、足場を解体した瞬間の感動はひとしおです。築23年のT様邸がどのように生まれ変わったのか、ご覧ください。

【屋根】不安要素ゼロの金属屋根へ

ボロボロだったパミール屋根は、黒く輝く横暖ルーフSですっぽりと覆われました。

フラットでシャープなラインが美しく、見た目にも「軽くて強い」ことが伝わってきます。これで、台風が来ても、雪が降っても、屋根材が剥がれ落ちる心配は一切ありません。

【外壁】モダンで都会的なツートンカラー

これまでの暖色系(オレンジ・クリーム)から一新し、クールグレーとオフホワイトの縦ラインが際立つ、都会的でモダンなデザインへ変更しました。

色の切り替え位置(見切り)も建物の形状に合わせて縦にラインを通すことで、建物全体が高く、スタイリッシュに見える視覚効果を生んでいます。

【ディテール】無機塗料ならではの質感

近くで見ると、その仕上がりの良さが分かります。

無機塗料特有のしっとりとした上品なツヤがありながら、サイディングのテクスチャもしっかり残っています。

黒いシーリング目地もアクセントになり、全体を引き締めています。この「細部」の美しさこそが、職人の腕の見せ所です。

お客様の声とまとめ

工事完了後、T様からは以下のような嬉しいお言葉をいただきました。

「屋根がボロボロだと聞いた時は不安でしたが、写真で見違えるほど綺麗になって安心しました。色も思い切ってグレー系に変えて正解でした。新築の時よりもカッコよくなった気がします!」

上尾市で「パミール屋根」にお悩みの方へ

今回のT様邸のように、築15年〜25年の住宅では、塗装できない屋根材(パミール、コロニアルNEOなど)が使用されているケースが非常に多いです。

これらは、専門知識のない業者に依頼すると、知識不足のまま塗装されてしまい、数年で塗装が全て剥がれてしまうというトラブルが後を絶ちません。

当社、SKリファインでは、以下の手順で最適なご提案を徹底しています。

  1. 屋根材の種類の特定(メーカー・商品名の判別)
  2. ドローンや高所カメラによる精密診断
  3. 「塗装」か「カバー工法」かの正直な判断

「うちの屋根は大丈夫かな?」「近所で工事している業者に屋根を指摘された」など、少しでも不安がある方は、まずは私たちにご相談ください。

正確な診断と、無駄のない最適なプランをご提案させていただきます。

T様、この度はSKリファインにご依頼いただき、誠にありがとうございました!

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